外壁に“質感のいい塗り壁”を使うという選択
家の印象は、間取りより先に「外観」で伝わります。
その中でも、外壁の質感は、住まい全体の空気感を大きく左右します。
近年はサイディングが主流ですが、あえて“塗り壁”を選ぶ方も少しずつ増えています。
理由はシンプルで、「素材感」があるからです。
塗り壁には、均一すぎない表情があります。
光の当たり方、時間帯、天気によっても見え方が変わり、静かな存在感をつくってくれます。
特に秋田のように、雪や曇り空の多い地域では、
マットな質感の外壁は景色にやさしく馴染みます。
派手ではないけれど、長く見ていて飽きにくい。
そんな外観になります。

塗り壁の良さ
1. 質感に“深み”が出る
サイディングにはない、やわらかな陰影が出ます。
近くで見た時の素材感も魅力です。
2. 経年変化がきれい
少しずつ風合いが変わり、味になります。
「古くなる」より、「馴染んでいく」感覚に近い素材です。
3. シンプルな建物ほど映える
凹凸が少ない建物でも、外壁そのものに表情があるため、
ミニマルな設計と相性が良いです。
4. 木や植栽との相性がいい
無機質になりすぎず、自然素材とよく合います。
庭・アプローチ・木製ドアとの一体感も出しやすくなります。
デメリットもあります
1. コストは少し高め
一般的なサイディングより費用は上がることがあります。
2. 汚れやひび割れ対策は必要
素材や施工方法によっては、汚れ・クラック対策を考える必要があります。
ただ最近は、耐久性の高い塗り壁材も増えています。
3. 職人の技術で仕上がりが変わる
塗り壁は“施工品質”が見た目に出やすい素材です。
経験のある施工会社選びも大切になります。

SANDが考える外壁
外壁は、ただ建物を守るものではなく、
その場所で過ごす時間の雰囲気をつくるものだと考えています。
朝の光、夕方の影、雪の日の静けさ。
そういう風景に自然と馴染む素材は、
長く心地よく感じられることが多いです。
塗り壁には、派手さではなく、
“静かな質感の良さ”があります。
住まいも店舗も、
長く愛される空間は、素材の選び方から変わっていきます。
2026.03.14